グレンラガン11話の挿入歌が外人に受けが悪いのが気に入らない
グレンラガン11話では主人公がある事件を乗り越える場面が描かれるのだが、この場面で台詞と歌が合ってないと外人達がおかんむりです。もちろん日本語で挿入歌の意味が分かる我々はその相乗効果に感動するわけだが、以下ネタバレで。
なお引用歌は題名:happily ever after 作詞:meg rock 版元:ソニー・ミュージックレコーズで、台詞は「天元突破グレンラガン」第11話「シモン、手をどけて」Bパート 製作著作:GAINAX/アニプレックス・KDE-J・テレビ東京・電通。
君に会う前の
アニキは死んだ、もういない!
自分を忘れたみたいに
だけど、俺の背中に、この胸に、一つになって生き続ける!
君がいた頃の記憶を忘れられたなら
穴を掘るなら天をつく!
どんなにいいだろう
墓穴掘っても堀り抜けて、突き抜けたなら俺の勝ち!
数え切れない星屑の中 どこかでそっと
俺を誰だと思っている、
見守ってくれてる光を
俺はシモンだ、カミナのアニキじゃない、
僕らは今もここで探してる
俺は俺だ! 穴掘りシモンだ!!
幸せはいつだって失って初めて
幸せと気づくささやかなこと(カミナの回想、シモン、涙、ふりきって)
必殺・・・!幸せはいつだって失って初めて
幸せと気づく大切なことギガドリルブレイク!!
今だってきっとまだ間に合うはずだから
願いはたった一つ
どこまでも追いかけるよ
という感じ。歌詞が9話から11話におけるシモンの心理を表しているわけで、名乗りを上げ、必殺技を叫ぶ中での心情を表しているということなんだね。外人は歌詞が分からないから、せっかくかっこいい台詞を喋っているのに甲高い歌を聴かされて興ざめ、といった感じの感想が多かったわけです。
日本語を完全に理解できる外国人は少ないし、ましてや歌を理解するのはとっても難しい。英語の歌を聴いて意味を理解することは、イントネーションが音程に隠れてしまうのでとても難しいことです。日本語でも同様でしょう。日本語の場合、時々意味不明な英語も入るしね。"Hey Hey Let's go 喧嘩する"とか。違うか。
ひまなFun-subber達は日本語の台詞を英語に翻訳して満足、という話なのかもしれないが、きちんと複製権を侵害するのであれば本腰を入れてエモーションを伝えていただきたい。劣化させてどうする。と筆者は思うのであります。なお、FunSub作品について制作者のクレジットを翻訳していないのも著作者人格権上問題だと考えてはいるが、まあそれは別の話。
日本アニメに含まれる昔の作品からの引用ネタがどこまで外国人に通じるかと思っていたら、フォーラムをみると結構理解している人がいることに驚きはする。まあ、そのことがどれだけ金儲けに繋がるかについては知らないけど。少なくとも世界平和には役に立っていると思われる。外務省と防衛省はアニメーターに対して芸術家向けの健康保険(文芸美術国民健康保険組合)が適用できるよう厚労省にあたるといいのではないか。まあ、そもそも、アニメーターが1万3千円などという大金を簡単に支払えるわけでもないのだが。
軽く歌詞を英訳してみるとする。
Like I forget myself before I met you, I wish I forgot my memory when you've been alive..
In numerous stardust, we seek the light watch us from somewhere, in here, even now..
筆者の英語力では無理だった。。。