働く人は偉いのか4

アカギって漫画があって、ネタバレ嫌な人はあれだけど、反転せずに書く。主人公は最後自殺するわけ。アルツハイマーにかかって自己喪失が始まっていたから、まぁ終わらせようか、みたいな。
働いている人は自分が働けなくなったとき、社会から必要とされなくなったとき、自殺を希望するのかね。市場から要請されて、お金を得ることとか、組織に所属して実のありそうな活動をするとか、そういう活動が価値があるんだってさ。へーすごいね。
お金でプラスになることが、絶対的に良いのか、といわれたらそりゃ違うよね、みたいな話にもなり。じゃあ子供達とか未来とかそういううさんくさげな名目でだから正しいのだ〜みたいなのも違う。自分で正しいと思うことをやるしかないんじゃない、となると公共性が云々になる。一応、国益ってのが一つの基準にはなるけれど。あくまで一つの基準でしかないし。
ニートの話をつきつめると、どのように死ぬかって話になる。
なるべく痛くない死に方といえば、練炭があるわけだが、その土地を持っている人に迷惑がかかるぞと。どの場所で死のうが自殺者がいると気分が悪いという国民感情のおかげで地主や病院経営者は迷惑を被るわけ。ま、いいじゃんどうせみんな死ぬし。みたいな気分になって死ねるかという話にはなる。公海上で死んで一定時間たったら船が爆破されて魚の餌になって綺麗?みたいな案を考えた。間違って漂着しても嫌だからよほど沖にでないといけないし、一定時間内に死ね!というのも最後まで時間に追われるのか俺!みたいな悲しさはある。
死期を悟ったら自発的に隠れて死ねればいいんだけど、その予感が正しいかどうかは判らないし、ずっと前に医者に死期を判定されて死ぬまで社会的入院ってやつですよ。社会保険に大穴あける手伝いまでやってのうのうと生きて、誇りも公共性のかけらもない死に方ってわけ。
何とかして楽に死にたいね。自殺者が3万人年に出る国だから、公約掲げれば票が稼げたりして。