超早期婚
超早期婚とは、学校教育が無力であり、企業社会主義が頑強であることを前提とし、それを逆に利用し、子孫を増やすために母方の親を利用し、ライフサイクルを劇的に早回しするというアクロバットである。
妊娠リスクが十分に下がる15歳から種付けを行い、16歳で結婚、出産を行い、19歳で高卒認定試験を受け、23歳で社会に出るという手法である。表にまとめると、以下のようになる。
母親の年齢 | イベント | 第一子の年齢 | 第二子の年齢 |
---|---|---|---|
15 | 種付け | - | - |
16 | 結婚、第一子(女児)出産 | 0 | - |
17 | 第二子出産 | 1 | 0 |
19 | 高認合格、大学合格 | 3 | 2 |
23 | 大学卒業、就職 | 7 | 6 |
32 | 第一子、孫を出産 | 16 | 15 |
という感じである。ライフサイクルが従来の1/2になっていることがお分かりだろうか。このプランの問題点は、
- 父親となる人間が裏切った場合、子育ての負担が一方的に母方の両親にかかる(母親の教育費+孫の育児費)
- 母親となる人間が成長途上で子供を産み育てるというリスク
- 母親となる人間の高校生活が犠牲になること
- 母親となる人間の就職内容や勤務先が固定化されること、就職活動での子持ち女性の忌避
- 子供が男児と女児だった場合、思春期における男児の情操上の問題
等があげられよう。それぞれ反論すると、
- 父親の裏切りに対しては多額の結納金(1000万円程度?)でカバー
- 母親の精神的な成長はある程度止まっているし、主な育児は祖母が行うことを前提とする
- 就職先についてはプラン以外でも同様で、就職先によっては子持ちでることを歓迎する所もある。また、子供が小学校入学のタイミングで核家族化し、適当な場所に引越すこともできる
- 男児には、就職し、一生懸命働くことで若い女と結婚できるという説明を行い、良きインセンティブを与えられるし、邪魔なら全寮制の高校に入れればいい
とできる。高校生活は確実に犠牲になるし、男を見つける段階で親の影響が大きく出てしまうし(親に反発していては成り立たないので、反抗期がずっと早くに来ないといけない)、男にはロリスキー、女には年上スキーを強制するし、現行の条例とは折り合いが悪いし、そもそも人生設計なんてこんなにうまくいくわけがないわけである。
現実的には、上記プランを理解し、能力ゆえ人生に見切りをつけた女子中学生が30近くのおっさんと恋愛関係になり(プラスチック解体高校)、子供ができちゃったけど堕ろしたくないから結婚します、となし崩しに進めていくことになろう。
最大の問題は、こういったプランを提案した時点でロリコン呼ばわりされることにあるのだが。