産科医崩壊と結婚年齢

結婚平均年齢が下がらないものか、と思うわけだ。もう、正常分娩を行わない限り、死ぬという現実が待ち受けている。だって医者がいないのだから。責任を押しつける場所なんてどこにもない。医者に責任を押しつけてみたら、医者は逃げた。
命と子供、どっちが大事かと問われて、じゃあ自分の命ってなるのは当然で、卵子だけ取り出して借り腹する合理主義者も出てくるだろう。子供を得る方法は3パターンだ。

  • 自分の命を賭けて、自分で生む
  • 借り腹をして、他人の命を賭ける(金は払う)
  • 養子を取る

自分で生む場合、35overでの出産は命に関わる。というわけで、生命力があるうちに結婚、出産という流れになるのかもしれない。
それよりは、「子供は諦める」という選択を行う夫婦の方が増えるだろうが。子供よりは自分の命が大事だから生まないし、子供よりは金の方が大事だから婚期を遅らせるわけだ。
環境の変化に制度が追いついていないことや、患者の意識の変化が主因であることは明らかだ。しかし、制度が変わるのを待つよりは、個人で出来ることをやった方が早い。個人で出来る最大のリスクヘッジが、インドで借り腹なんていうことになれば、それは新たな搾取の形だろう。逆に、超早期婚を流行させる程には祖父母の意識は変わらないだろうし、難しいものである。