批評

はてなブックマーク数は記事の善し悪しを決定しない。とはいえ、1分に10個以上ブックマークされる流れをすべて追うことは体力的に厳しい。記事も偏っているし。
現状、エロゲー批評空間におけるシステムがもっとも優れている。理由は、批評者が長文コメントを書け、その批評者の能力が公開されるからである。高い能力を持つ批評者が推薦する作品は時間を費やす価値があるといえる。具体的には、その批評者のリンクをクリックして、出てくる作品一覧を点数の高い順にソートするという方法を取る。
翻ってはてなブックマークについては、コメントが100字に制限されている点と、記事の点数付けが行われない点、一覧性(ソート性)に欠ける点が弱いといえる。コメント文字制限については、100文字以内であってもある程度批評者のレベルが判別できる。一覧性についても、APIを利用して実装すれば問題はない。だが、記事の重みデータは存在しない。これはどうすることもできない。
他のサービスを使用するしかないのだろう。デファクトである会社が対応するのがもっともよいのだが、難しいだろう。メディアとしての権力を直接Webページに行使することへの反発が生まれるだろうし、何より、個人サイト運営者は自らが生み出している著作物が批評対象となることに慣れていない。
だが、社会人を教育するという面で、いつか通らなければならない道だ。取得データをクライアント側でマッシュアップする仕組みがプラグインとして提供されているので、技術的には可能である。