捕鯨問題について

ホゲー。
さて、捕鯨についてだが、人間以外の動物についてのコントロール権を認めるべきか否かというのが本質にあり、オーストラリアがカンガルーの間引きを行っている以上、鯨*1についても、種の存続が可能であるレベルにおいて人類が利用することは許されてもよい。海老はよくて鯨が駄目な理由はない。
ホエールウォッチング*2との競合については、漁を行う範囲を合意することで回避可能である。南氷洋におけるミンククジラ漁がホエールウォッチングと競合することは少ないとも考える。
で、日本の戦略なのだけれど、IWCでいくら鯨が増えたと喚いても勝ち目はないので、ミンククジラが増加したことによる漁獲高の低下を関連づけて、各国の漁業関係者に吹き込むのがよい。特に漁業を重要な産業と位置づけている貧困国を抱き込んで票の切り崩しを狙うべきである。調査捕鯨の目的も、ミンククジラがどれだけの魚類資源を消費しているか明らかにすることを中心とすべきであり、その意味で、調査捕鯨は継続すべきである。
追記:
http://news.theage.com.au/charge-sea-shepherd-activists-whalers/20080311-1yl0.html
より引用

He said he thought it was likely that a deal to let Japan undertake limited commercial whaling near its shores was near, and if such an agreement was struck he would not need to protest at all next year.

つーことで、南氷洋は俺のもんだ!という主張をしているようです。オーストラリア政府も1月15日に南極条約を破棄したので、主張は一致しているわけですな。鯨の命はどうでもいいのね・・・なんか資源でも見つかったのやら

*1:ミンククジラ

*2:鯨にとって害となりえる行為だったりする、という問題もあるが、鯨資源の利用方法として、認めないわけにはいかない