東京もお産がピンチ

ということで福島・奈良発東京行きの出産危機ドミノが終着駅に着きました。周産期死亡率も今後は上昇すると予測され、妊産婦死亡率もそう。現在(2006)、前者は0.3%、後者は0.006%(10万分の6)。医師が全員逃げた場合のモデルケース(1950年のケース)を考えると、前者が4.7%、後者は0.176%。ところが2004年実績で、妊産婦死亡者数の73倍の重篤患者が実際にはいたという厚生労働省の調査結果があるのだった。これら重篤患者が全員死ぬと考えて、単純にかけ算すると、0.006%*73=0.438%。原因は何だろう。出産平均年齢が上がっているというのは事実である。
で、高齢出産が進んでいることと異常出産の関係は、緊急帝王切開率が高リスクスコア群が4倍程度高くなるぐらいで、他はあんまりないという結論になっているが、高リスクスコア群では緊急帝王切開率が7%であること、当然医者が必要だよねってことぐらいである。95%の出産は今後も問題ないだろうが、他5%で命がやばいかも!となったときにじゃあ子供いらん!とかなるわけで。
同じ議論を去年もやってたな。
問題は、いつこの議論が女性ライフスタイル誌(スイーツ雑誌)やSPA!に載るか、そしてどちらが早いか、ということなのだった。まあたぶんSPA!だろうが。