投げ銭システム考察

ニコニコ動画等で使えるかどうかは分からないが、一応。たぶん車輪の再発明
投げ銭の問題は、価格を自由に決めることができることにある。このような購買行動は、一般消費者は、慣れていない。ゆえにストレスフルとなり、やらない。
良いものに良い!とつけることなら誰でもできる(はてなスターをみよ)。一方、はてなポイントの付与は、あんまり活用されていないし、活用している人も、自分なりの基準値を持ってやっていることが多い。この辺は主観だが。
ということでプラン。
ニコニコ動画を例とする。月額利用料を+100円から100円単位で増すことができるようにする。100円で10口分支援ポイントを得ることができる。1つの動画について1口だけ支援ポイントを付与できる。最大10動画付与できる。最低は0動画である(この場合も月額利用料は徴収される)。被支援者は、
参加者全体でプールされた支援金/月あたり付与された口数 * 自己所有の動画に付与された支援ポイント口数
の金額を得る。1%の有料会員、たとえば1000人が参加、合計支援金15万円、平均付与口数5口、と想定する。ここで、口数が付与された上位1動画が総口数の20%を占めたとして、入るお金は3万円ぽっちである。
では意味が無いのか?といわれると、システム側で支援することにより意味を付与することは可能である。すなわち、最も正確に支援者の意思を反映し得るランキングを作ることができる、という点がメリットになるのである。月間アワードといった形の表彰になるだろう。また、マニアックな動画の掘り起こしに使う、という点を意義とすることも可能であろう。10口程度の支援者が揃った動画はバナーとして表示可能にする*1 *2、といった飴を用意することにより、スポンサーとしての虚栄心をくすぐることが可能である。さらに、7〜9口の動画一覧を設けることでさらなる支援を即す(復刊com作戦)ことも可能だろう。
このシステムでは、ユーザは投げ銭の値段づけ作業から開放される。さらに、このシステムに同意するすべてのユーザは、(めんどくさければ)支援星をつけることからすら開放されるのである。これはまさに現代の広告システムそのものであり、ゆえに合理性があるといえよう。

*1:30分〜半日、スポンサーが自宅でほくそ笑む程度の時間表示できる程度の口数を設定することが望ましい。

*2:また、さすがに動的に表示が切り替わるとうざいので、リロード時に変更することが望ましい