新型インフルエンザ会議室

鳥インフルエンザ直近情報での掲示板を覗くと、主婦が不安にとりつかれている。知ることで罹る病のようなものだ。そのうち慣れる。筆者は感染中断免疫*1、人工的な馴化しかないよな、という結論でいるし、そのための備えはしている。なので、あとはなるようになれ、と考えている。安全とは考えていないし、確実とも考えていない。家族にすらその手段は伝えていない。NHKの放送は見ろと言っておいたが。
なお、最強ウィルスの単行本が出ていた。テレビ放送におまけがついた内容であった。H5N1は人に感染しにくいのではないか、という話も書かれていた。その可能性はなくはない。しかしパンデミックが起きる背景として、現行のH1N1が増えにくくなったというのはある。H1N1の群的な寿命が切れたというか。他の亜種がつけ込む隙が出来たというか。なので、H7N2が先に来る可能性もないわけではない。どちらにせよ、阻害剤が効くうちは問題ないのだが。
勝ちのシナリオは、しょぼいパンデミックで終了するか、全亜種に対応したワクチンが出て国が強制摂取させることだろう。負けのシナリオは、タミフル耐性がついてリレンザの増産が間に合わない場合だろう。当然、プレパンデミックワクチンの生産が間に合わないとかあるが、各家庭にタミフルリレンザでもOK)を配布しておいて、発熱したら直後に飲め、と指導しておけば良いのだった。実際にやるとなると、運動家がうるさいので、薬屋で売るのを許可するだけでよい。
食料については、多分足りなくなる。感染よりは食料の心配をした方がよいのは間違いない。
ベストシナリオとしては、2015年程度までパンデミックを遅延させつつ、万能インフルエンザワクチンの開発、先進国での発売、価格低廉化、特許料の先進国による負担、各国で摂取という形。セカンドの手段は、最新型(かつ複数種)の抗インフルエンザ薬の家庭内備蓄と摂取法の教育。特許料の先進国による負担。サードはプレパンデミックワクチン。今のところはこう考えている。技術開発や研究の内容によっては、変化する。
各企業や地方自治体では、事業/業務継続計画で新型インフルエンザ対策をするとのことだが、企業体の使命とは何だろうか。近くにいる人間に危険を伝えられないで、何のために存在しているのか。正しい案*2を出して、広めること。ブームではなく、殺人蜂でなく、ボーリング場でもなく、粛々と、起きる前にやるべきこと、起きた後にやるべきことを、やるだけなのだが。

*1:京都の事例で抗体価がupしていたのでいけるかな、と考えている

*2:最新の科学的見知において