新型インフルエンザ1類感染症指定へ

2008年1月31日の参議院第169回国会予算委員会第2号において坂本由紀子氏(自民党)が舛添要一厚生労働大臣に2008年1月12日、13日に放送されたNHKスペシャル「シリーズ 最強ウィルス」に関連した質問を行っている。対する舛添厚生労働大臣「NHKの特別番組は私も二晩にわたって見ました」との回答。また、鶏卵を利用したワクチン製造について時間がかかりすぎるのではないか、という質問について厚生労働大臣は「鶏の卵を用いる方法に加えまして、今、細胞培養から製造する方法を鋭意研究開発していまして、これだと時間が短縮できます。そのような手を取りたいと思います」また、「この国会で感染症の予防法、検疫法、これの改正にこのH5N1を加えて、水際作戦が徹底できるようなかなりの強制力を持った形でやっていきたい」と回答している。さらに、福田康夫閣総理大臣にどのようなリーダーシップを執るのかという質問を行っており、福田総理大臣は「私を本部長とする危機管理対応ということになっております。そして、各行政機関を総動員するとかいったようなことはやることになっております」と回答している。
#国会会議録検索システムにおいて「新型インフルエンザ」で検索した結果
2008年1月29日に、民主党「次の内閣」厚生労働部門において新型インフルエンザをテーマとした勉強会が行われた。
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20080129#p1
国立感染症研究所研究員の岡田晴恵氏を講師として招き、新型インフルエンザが強毒型であること、対策としてのプレパンデミックワクチン等の政策が必要であるとの認識を得たという。
2008年2月4日の参議院第169回国会予算委員会第4号において桜井充(櫻井充)氏(民主党)が以下の質問を行った。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0114/main.html

これの死亡率は極めて高くてですね、次、お願いします。(資料提示)この鳥インフルエンザの死亡率は、インドネシアで分かっているものに関して言うと、八一%の方が亡くなってきている。百二十四人の方が罹患されて、亡くなっている人が百一人です。これはほかの疾患と調べてみると、今一番重いとも言われている、例えばエボラ出血熱ですが、これが死亡率が八八%、そういうことを考えるとこれは極めて重い病気なんです。いわゆる皆さんがインフルエンザと思っているような病気とは全然違います。
(中略)厚生労働省は、今までこの鳥インフルエンザをどこに分類していたのかというと、例えばA型肝炎ですね。A型肝炎というのは、これは死にません。多くの方々がもう罹患しておりますが、これは死ぬ病気ではありませんが、この感染症と同じ類型にされておりました。つまり、その程度だというふうな認識だったわけです。今回その法改正を行って、この鳥インフルエンザを二類に引き上げるということにしていますが、今までの状況から考えると、二類でも甘いんじゃないだろうかと、私はそう思いますね。エボラ出血熱などと同じように一類に分類するべきではないかと思いますが、その点についていかがですか。

この指摘に対して、舛添厚生労働大臣

今委員が御指摘の点で、四類感染症ということですが、その後の経過で政令で二類感染症相当の措置ができることにはしてあります。
それで、今回の法改正で二類の感染症に分類すると、規定するということをやります。その上で、これが人―人という形の、第四フェーズですかね、そういうところに達したときには一類感染症と同様の措置がとれると。今そういう規定をしておるわけでありまして、具体的に建物の封鎖とか七十二時間以内の交通制限などが専門家の審議会の意見を聴いた上で政令で定められるという一応の法的な枠組みにはなっております。

と回答した。「二類感染症相当の措置」とは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の第七条(指定感染症に対するこの法律の準用)に基づき平成19(2007)年6月11日に内閣が政令「インフルエンザ(H五N一)を指定感染症として定める等の政令」を制定したことを述べている。
あとは長いので省略するが、福田内閣総理大臣が新型インフルエンザに関する予算編成について以下のように述べていることを記す。

先ほど委員が御指摘されましたインフルエンザ対策のためのワクチンの買い増し、こういうような重要なこともこの補正予算で手当てをしたい、こういうように考えておりますので、そういうことを総合して、これ、補正予算通らなかった場合と通った場合と随分違いが出てくるんじゃないかと私は思っております。

2007年2月7日、中村哲治参議院議員民主党)が厚生労働省健康局の「結核感染症課」からヒアリングを受けたという。
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20080207
一部引用

フェーズ4Aの発生後、水際作戦で4Bへの移行を遅らせ、プレパンデミックワクチンを打つという(WHOの宣言が時間かかる場合には、独自で判断するそうである)。プレパンデミックワクチンは、短縮して1ヶ月で出荷し始め、2ヶ月で出荷を終える。ワクチンは、2から4週間で効くようになる。
パンデミックワクチンでは、6ヶ月〜1年かかる。原料に有精卵。卵の培養から原液の製造まで6ヶ月。有精卵の確保+現時点で作っているワクチンを捨ててパンデミックワクチンの製造に入るかどうかで、期間が変わる。有精卵は、生きた卵。ヒナから衛生的に育てる環境。最大で、有精卵を用意するのに6ヶ月かかる。このような理由で、ワクチンの製造の終わったときに重なれば、6ヶ月。それ以外では、ワクチンの製造+有精卵の準備が終わったときから製造開始のため、最長で1年かかってしまう。アメリカでは、細胞培養。6ヶ月でパンデミックワクチンを作るとしているが、厚労省は疑問に感じている。(その理由は次回。)

ということで、次回ヒアリングの回答待ちということである。
タミフルの有効性については?1回の摂取で抗体価は上がるのか?副作用は現行のインフルエンザワクチンと同等か?等疑問はつきないが、最近の政治の動きはこんな感じ。
あと最近新聞等報道機関でけっこう新型インフルエンザ情報が届けられるようになってきました。多くは社説なんだけど。問題は情報が2週間くらい遅いこと。こんなんで水際作戦うまくいくのかな、と心配である。それと政治家のブログのコメント欄に「国は何をやってるんでしょうか」的なおすがりをしている人がいるけれど、国に出来ることはそんなにないって事、理解して期待しないほうがきのこる先生も喜ぶと思われ。

パンデミック出現危険度45%

http://homepage3.nifty.com/sank/
のサイトより。わんわんわんわん
上記サイトでは、数ヶ月〜1年以内に起きるという予測である。そろそろ缶詰の備蓄が有効ですね。
ちなみに賞味期限としては
缶詰:3年(破損しない限り10年くらいいける)
レトルトパウチ:2年くらい
レンジでチンして食べる系:6ヶ月くらい
お菓子:3ヶ月〜6ヶ月くらい
という感じ。出現危険度が上がってきたら米とホッカイロを買うことにしよう。春になって、ドラッグストアが売らなくなったら困るし。

東京三菱UFJ銀行のシステム停止(2月分)について

さっそく2chで愚痴が出てますな。

42 名刺は切らしておりまして [] Date:2008/02/10(日) 16:42:12 ID:5LF4Q85B Be:
ATMの前で立ち尽くしてしまったよ・・・
DM・・・??ウチには来てないよ。ってか、あり得ないでしょ。救済策0とか。

預金額の微小なサラリーマンですが、貴重な休日の予定を狂わされたことに立腹しています。
御行との取引、再検討させて頂きます。